テーマ |
接着カンチレバー装置とエンドクラウン−いま、わかっていること |
日時 |
2025年6月1日(日)15:00~17:00 |
開催形式 |
東京科学大学 D棟4階 歯学部特別講堂 |
講師 |
田上直美(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 発達育成歯科学分野 准教授)
渡辺崇文(九州歯科大学 顎口腔欠損再構築学分野 助教) |
プログラム |
令和4年(公社)日本歯科医師会提出文書「提案書に係る日本歯科医学会へのお願い」中に,「1歯欠損支台歯1歯の接着ブリッジ」は高優先項目として掲載されていた。臨床家はこの技術の保険収載を渇望しており,集めたエビデンスもカンチレバー形態固定性補綴装置の有用性を物語っていた。その後,「接着カンチレバー装置」は令和6年度歯科診療報酬改定「新たな医療技術」として採択されることとなった.
本セミナーでは,医療技術評価提案書の根拠となったエビデンスを元に,臨床に有益と思われる情報を皆様にご覧頂く予定である.
エンドクラウンは,髄室と歯冠部を単一の材料で修復する補綴装置であり,その一体構造により従来の修復法にはない特長を有する.令和6年度の診療報酬改定でCAD/CAM冠用材料(Ⅲ)を使用したエンドクラウンが保険適用となり,臨床の選択肢が広がった.一方で,エンドクラウンの特長を臨床でどのように活かすかについての議論は十分に進んでいない.国内では,適応症や支台歯の条件に関する臨床指針はすでに示されているものの,具体的な有用性や臨床応用の報告は依然として限られている.
本講演では,エンドクラウンの有用性や臨床上のポイント,接着操作について,臨床例を交え紹介したい.また,エンドクラウンに期待する今後についても述べたい. |
会費 |
会員・非会員いずれも無料 |
備考 |
本セミナーは、日本接着歯学会専門医認定研修会ではございません。 |
開催案内 |
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