理事長挨拶
日本接着歯学会のさらなる発展に向けて

このたび二瓶智太郎前理事長の後を受け,令和8~9(2026~2027)年度の理事長を拝命いたしました西谷佳浩です.
日本接着歯学会は創立以来,歴代の先達の先生方,そして会員の皆様の熱意ある研究活動によって,接着歯学の発展を牽引してまいりました.私たちが積み重ねてきた学術的知見は,日常の歯科臨床を支える重要な柱となっています.
私は本会に1998年に入会しました.当時私は大学院生でした.本会の名誉会員である鈴木一臣先生(岡山大学名誉教授)ご指導のもとで「象牙質接着に応用するアミノ酸アクリレート含有セルフエッチングプライマーに関する研究」に励んでいました.その研究成果を人生で初めて発表した学術大会が,本会の第17回学術大会であり,その時の大会は私にとってとても思い出深く,今でも鮮明に覚えています.
歯科の臨床における“接着”の必要性・重要性は増すばかりであることは皆様も日々感じておられることと存じます.本学会がさらなる発展を遂げるためには,これまでに築かれた学術基盤を深化させつつ,新たなイノベーションを生むためのチャレンジ精神が不可欠です.
今年度は,学術集会や学会誌の充実を軸としつつ,産学連携のさらなる強化に積極的に取り組んでまいります.学会を研究成果を発表するだけの場に留まらせず,多様な知が集い,新たなイノベーションが生まれる「共創のプラットフォーム」にしたいと考えます.
本学会が社会にとってより価値のある,開かれた学術団体としてさらなる飛躍を遂げられるよう,全力を尽くす所存です.会員の皆様におかれましては,本会活動へのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます.
2026年6月9日
理事長 西谷佳浩















