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歯科接着とは?&接着治療法

接着歯学

接着歯学とは、歯学分野の接着に関する歯科材料を考案、開発するとともに、それらの材料を応用したう蝕(虫歯)予防ならびに歯科治療の方法を考究する学問です。

接着歯学の発展には高分子化学系の基礎研究者、歯科臨床系研究者、歯科医師、製造業者が一体となって取り組んでいる比較的新しい学問体系で、過去20年の間に次々と新登場した歯科用接着材は、産学臨一体の努力により歯科医療の各分野に一大革新をもたらしました。

20世紀後半はまさに高分子化学の時代で、歯科の分野でもその導入により大きな変革がありました。とくに、新たに開発された歯質接着性レジンによる接着治療のもたらす効果は、これまでの夢としか考えられなかった歯と人工材料の一体化を可能にし、歯質の補強、ケースによっては歯の神経をとらないで治療できる可能性も高まり、歯の延命に大きく寄与しています。

歯科接着により、歯科医療が合理化、能率化、省力化されることは当然のことですが、さらには無痛治療が可能となるので早期治療が行われ、抜歯になってしまうことが避けられる時代を迎えることができる可能性までもあります。

日本は今まさに総人口の高齢者の割合が高い高齢化時代に突入しています。高齢になってもなお自分自身の歯で食物をかみしめ、味わうことができるようにする歯科医療は、接着歯学により可能になったといっても過言ではないのです。

『接着歯学』日本接着歯学会編 2002.より改変、引用

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